災害調査現場でのドローン活用

2016/01/26

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災害調査現場でのドローン活用

ドローンの元祖は、アメリカ空軍の無人航空機ということはみなさんご存じでしょうか。ホビー用ドローンでプレデターとか箱に書いてある商品がありますが、実際に戦争に使用されたプレデターという無人航空機も存在しています。

ドローンは戦争のために生まれた道具であることを非難しようというわけではなく、今、そのドローンが平和のために利用されていることに人間の素晴らしさを感じるとともに、ドローンは使い方によって本当にさまざまな可能性を秘めていることを実感します。

現在、災害発生時に災害現場の調査・支援のために、すでに多くのドローンが活用されている事例をご紹介します。

ケース別ドローン活用

土砂災害現場


日立製作所は、土砂災害現場などで利用可能な、ドローンと地上用クローラーロボを組み合わせた「災害調査用複合ロボシステム」を開発しました。これは空をドローン、陸をクローラー(キャタピラなどで不整地地帯でも移動可能な車両)ロボ、その2台を繋ぐ中継システムで構成されます。

ドローンの空中からの映像と電磁センサー、クローラーロボの3次元測量機の測定データを中継システムを介して組み合わせて、土壌内の水分量や埋没物、危険部分を把握することができます。

山岳救助活動

山梨県警は、山岳遭難者の捜索活動にドローンを活用しています。土砂災害を想定した訓練では、捜索隊が直接近づくことの難しい場所に、ドローンによる上空からの捜索が有効であると考えられています。

土砂災害で怖いのは、2次災害が起こりやすい点なので、地表に衝撃を与えることなく、空中からの捜索が可能なドローンでの捜索システムが確立することが急がれます。

福島除染活動


菊池製作所と自立制御システム研究所(ACSL)が連携して開発したドローン「MS06-FX」は、精緻な放射線汚染マップを作成することで、除染活動を推進しようとしています。この「MS06-FX」は純国産で従来の放射線測定に比べて10倍以上の効率で放射線測定が可能と言われています。

火山災害

東北大学は国際航業、エンルートと共同で桜島での火山災害での土石流予測のためにドローンを活用しています。

活動中の火山では、崩落の危険性や引火性のガス発生など、人間の立ち入りには限界があるため、ドローンによる地形データの収集や地表情報の計測が有効となります。またセンシング技術の活用の他、地表移動ロボットの運搬にもドローンが利用されています。

 

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