話題のドローン検定とは?試験概要解説〜申し込みの流れ
2017/03/28
目次
ドローン検定とは
ドローン検定協会が実施する無人航空従事者試験は、通称「ドローン試験、D検」と呼ばれています。この資格は、民間団体が独自に審査し任意で認定する民間資格です。(法律に基づいて実施される資格は国家資格と呼ばれます。)
試験は1級〜4級まであり、現在すべて筆記試験です。合格すると合格証・合格ピンバッチのほか、メンバーサイトの利用や「無人航空機に関する飛行経歴・知識・能力を有することの証明書」の発行を受けることができます。
ドローン検定概要
- 試験内容は筆記で1級~4級
- 全50問で4択のマークシート方式
- 制限時間90分
- 1問2点で80点以上で合格(合格ライン8割)
級数 | 1級 | 2級 | 3級 | 4級 |
受験資格 | 2級合格者 | 3級合格者 | なし | なし |
実施回数/年 | 3回 | 6回 | 6回 | 6回 |
受験料 | 18,000円 | 12,000円 | 5,500円 | 3,000円 |
合格者証 | 合格証(カード) | 合格証(カード) | 合格証(カード) | 合格証(カード) |
ピンバッチ | 合格者ピンバッチ | 合格者ピンバッチ | なし | なし |
主な出題内容
ドローンの機体の各部名称から機体特性、航空学、気象学、電波法、航空法とドローンの操作・管理にまつわる非常に幅広い範囲から級数に応じた出題がなされます。
- 一般用語 ・・・UAV・プロポなど基本知識が問われる
- 基礎・・・揚力・ホバリング・上昇舵など
- 機体特性・・・揚力・フェイルセーフなど
- 工学・気象学・・・上昇気流・地面効果など
- 電気電子工学・・・ローター・GPS・センサーなど
- 法規A・・・電波法・航空法など
- 法規B・・・責任・賠償保険など
関連記事:文系でもわかるドローン検定3級の物理基礎の解き方解説
アプリで腕試し
iOS/Android対応のスマホ・タブレットでドローン検定っぽいアプリが無料でダウンロードできます。どうやら3級のプレテストの内容に近いものが、4択で出題されているようなので、雰囲気はドローン3級検定にかなり近いと思います。
ドローン検定ってどんな内容なのかな?と興味のある人は試してみるとよいかと思います。
申し込み方法(ドローン検定3級の場合)
ドローン検定申し込みは公式ホームページの右上から
このとき会場の定員数を超えている場合には、申し込みすることができません(受験申込ボタンが表示されません)。現在、ドローン検定は人気があるため、特に都市部などの会場は比較的、すぐに定員が埋まってしまうことが多いです。
検定申し込みは毎月1日から次回分の予約受付が始まるので、受けようと考えているのであれば、月初のうちに早めに予約した方がよいでしょう。
各項目に入力していき、受験申し込みをクリック
入力したメールアドレス宛にドローン検定事務局からメールが届きます。振込先の銀行口座が記載されているので、振込手続きを行いましょう。
振込期限は、申込日から1週間なので、忘れないように気をつけましょう。また、振込時に申込番号を振込名義の頭に記入することを忘れないように気をつけましょう。(申込番号は、WEB上での手続きの最後に表示されるほか、事務局からのメールにも記載されています)
2週間ほどで受験票が登録した住所に届きます。
受験会場の雰囲気
試験開始の30分前に会場が開くので、余裕を持って早めに向かいます。入り口で係りの人に受験番号を伝えると、自分のテーブルに案内されます。テーブルには受験番号が割り振られています。
名古屋会場では、3人がけのテーブルに間を1つ空けて着席しました。受験生はみなテキストを開いて最後の復習をしたり、目をつむって集中したりしていました。
試験官は3名おり、受験生の年齢は大学生ぐらいから70代ぐらいの方まで幅広く集まっていました。会場には試験を受けにきた人が50人以上はいたと思いますが、女性は2〜3名でした。
試験開始から30分経過すると退出することができます。半分ぐらいの人は30分経過後すぐに退出していました。
合否確認の方法
合否の結果は試験後10日ほどで自宅宛にハガキが届きますが、合否結果が書いてあるわけではありません。受験番号と確認番号が記載されているので、それをHPから入力して合否確認をします
ドローン検定の公式HPにアクセスします
中央に「ドローン検定結果発表照会」のリンクがあるのでクリックします
合否確認の入力ページが表示されます
受験番号・生年月日・ハガキに記載されている確認番号を入力して確認をクリックします
合否の結果が表示されます。無事合格しました!
ドローン検定まとめ
検定は1級~4級までありますが、現在テキストの販売は3・4級のみです(テキストは3級と4級がセット)。3級と4級で試験範囲の違いは、工学・気象学の部分のみのため、3級からチャレンジしてみても良さそうですね。
ドローン検定1級2級は、それぞれ1つ下の級を合格していることが受験資格となっています。テキストは販売されておらず、受験申し込みをするとテキストがPDFで送られてきます。
第1回と第2回はプレテストだったのですが、その問題と解答が公式HPからダウンロードできるので、興味のある方はぜひ一度見てみることをオススメします。→ドローン検定公式HP →現在は見られなくなったようです、残念。
ドローン検定は、ドローンに関する知識を体系的に学べるので、ホビードローンの取り扱いに慣れてきて、そろそろ高価なドローンを購入しようと考えている方は、ぜひ受験してみてはどうでしょうか。受験しない場合でも、テキストを読んでみるだけでもタメになりますよ!