アマチュア無線の開局申請をしよう!VTX購入とTSS電子申請手続き(TS-5823J)

2016/11/26

FPVドローンを作るためにアマチュア無線免許を取得したらやること

前回:【アマチュア無線4級】無線従事者免許の申請手続き

アマチュア無線免許4級を取得することで、5.8Ghz帯の電波使用する”資格”を得ることができました。次は国(総務省)に5.6Ghzを使用するための”申請”が必要となります。

申請のためには、「系統図」というものが必要となります。系統図の作成は、無線や法律に関する深い知識が必要なため、私はこの系統図が付属されている無線機を購入することとしました。要は楽な方法をとります!(ง°`ロ°)ง

※詳しくは外部サイト「アマチュア無線でRC FPVを楽しむ」に詳細が解説されています

系統図の付いたビデオ送信機(VTX)の購入

ビデオ送信機(VTX)とは

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ビデオ送信機(VTX)とはドローンのパーツの1つで、ドローンに搭載したCCDカメラからの映像を受け取って、電波で飛ばす役割があります。これを受信するためにゴーグルやモニターなどのビデオ受信機(VRX)も必要となります。

系統図セットがオススメ

HOBBYNET JAPANでは、系統図付きの送信機が販売されています。200mWと600mWの出力が異なる2種類の送信機が販売されています。600mWのほうは、ケースを取り外してアンテナを軽量なものと交換し、軽量化が図られているそうです。200g未満のFPV機を作るなら、600mW軽量版が良さそうですね。

こちらで販売されている系統図付きVTXは、国内電波法遵守のためCPUの入れ替えとソフトウェア改良が施されているそうで、切り替えをおこなっても合法な7種の電波しかでないようになっています。

商品説明に書いてある「不正コピー防止仕様」というのはナニ?と思ったので聞いてみました。過去に申請書類だけを使い回す人がいたようで、それを防止するためにTSSに正規品であることを証明するための「不正コピー防止シール」が貼付されているとのこと。

商品番号 価格(16年9月時点) 出力 重量
TS-5823J 4,980円 200mW 10g
TS-586J 12,400円 600mW 10g?
TS-586J-Light 14,800円 600mW 7g

出力200mWと600mWの違い

出力200mWよりも600mWの方が電波の送信範囲が広くなります。そのためその分、消費電力も大きくはなります。およそ有効距離範囲の目安は、200mWが350~500m、600mWが1.5km~2kmだそうです。300mほどでもソコソコ広い範囲だと思いますし、価格が2倍以上も違うので、とりあえず私は200mWのTS-5823Jを選びました。

総務省の電子申請・届出システムで申請手続き

総務省のHP「電子申請・届出システムLite」を利用して5.8Ghz電波利用の申請手続きを行います。

注意するのは、総務省に開局申請をする前に、第3者保証機関に保証をお願いして、保証証明PDFを発行してもらい、それをもって総務省に開局申請をします。ややこしいですね。いったん総務省HPで申請データ(zip)を作って、”送信せず”そのデータをTSSに申請します。

保証機関はTSSとJARDという2社があります。手数料は同じぐらいみたいなので、昔からあるTSSという方にしてみました。大まかに次の4ステップで完了です。だいたい1ヶ月ぐらいかかりました。

  1. 初期ID/PW登録(総務省)・・・ハガキ到着まで7日程
  2. データ作成(総務省)・・・即日完了
  3. 開局保証申請・手数料支払い(TSS)・・・審査完了まで営業日10日程(約2週間)
  4. 開局申請・手数料支払い(総務省)・・・申請してから1週間ぐらい

Step1.初期ID/PW登録(総務省)

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まずは「ご利用環境のチェック」をクリックして、ブラウザの設定を確認します。

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「ご利用環境のチェック」をクリックすると、利用環境と設定状況がチェックされます。上図のように表示されればオーケーです。

設定がNGの場合には、設定してくださいという文言と設定方法のリンクが表示されるので、指示に従ってブラウザの設定を行い、再度利用環境チェックをします。

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利用環境をチェックしてオーケーであれば、「新規ユーザ登録」をクリックします。

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環境設定が完了しているか確認されるので、「はい(登録へ進む)」をクリックします。

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利用規約を確認して「同意する(登録へ進む)」をクリックします。

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アマチュア局は「未開設」、種別は「個人」を選択して、氏名・住所・生年月日・電話番号・メールアドレスを入力していきます。無線従事者免許証の番号には、アマ4免許証の免許証番号(ローマ字と数字)を入力します。

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入力を送信すると「問い合わせ番号」が表示されますので、メモしておきましょう。入力したメールアドレスに確認メールが送信されているはずなので、メールボックスを確認しておきましょう。

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これでユーザ登録の申請は完了です。一週間程度で入力した住所に「ユーザID」と「パスワード」が記載されたハガキが郵送されます。

 

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再度、総務省HP「電子申請・届出システムLite」から「照会・ユーザ情報変更」をクリック

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届いたハガキの「ユーザID」と「パスワード」を入力してログインをクリック

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現在のパスワードにもう一度、ハガキ記載のパスワードを入力して、新しいパスワードを入力して変更をクリックします。これで初期設定は完了です。一度ログアウトして、ウィンドウを閉じます。

Step2. zipデータ作成(総務省)

提出データの準備

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まずTS-5823Jに付属していた書類をスキャン。次にVTX(TS-5823J)自体の写真を撮影。以下4つの画像データ(.zip,.pngなど)をPCに保存しておく。

  • TS5823J画像.jpg
  • 系統図.jpg
  • 製品仕様・チャンネル周波数設定表.jpg
  • 補足資料1jpg
  • 補足資料2.jpg

総務省HPでデータ(zip)作成(作るだけで送信しない)

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電子申請・届出システムから「開局申請」をクリック

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「新たに申請手続きを開始します」を選択し、「必要事項の全てを最初から入力」を選択して進む

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申請書の作成。自分の管轄通信局を選択。「登録済みのユーザ情報を自動入力」をクリックするとユーザID登録時の情報が必要箇所に自動的に入るので、次へをクリック

15-20-2事項書及び工事設計書の作成。上図はTS-5823Jを1台申請する場合の参考例。「16. 工事設計書」は編集をクリックして「工事設計情報入力」画面で詳細を入力していきます。

ここで用意しておいた画像ファイルや統計図ファイルを添付しておきます

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申請手数料は空中線電力を入力すれば自動計算されます。免許状の受取方法は3種類用意されていますが、私は一番楽そうな着払いで送付を選択しました。

次へをクリックして内容確認して、さらに次ページに進みます。

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保存・送信画面にきたら、「入力内容保存」をクリックします。これでZIPファイルをデスクトップに保存できます。保存できたら「送信」をクリックせず、ウィンドウを閉じます。

Step3. 開局保証申請(TSS)

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TSSホームページにアクセスして「保証願インターネット受付」をクリックします

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zipファイルを用意したか確認されるので、「はい」をクリックして「新規申込」をクリックします

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遵守事項を確認して「同意する」を選択してGOをクリック

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保証願書に今日の日付と住所・氏名・電話番号・メールアドレス・送信機の名称を記入して次へ進みます

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先ほど総務省HPで作成してデスクトップに保存しておいたZIPファイルを参照から選択してアップロードします。

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これでWEB上での申し込みは完了です。一応受付番号はメモしておきます。手数料支払い時に受付番号を付与する必要があります。

ZIPデータを送信すると登録したメールアドレスに保証申し込み受付のメールが届くのを確認します。入金が確認された後に審査がスタートするので、早急に指定された口座に手数料を振り込みしましょう。

振り込みしたら待つこと営業日10日(約2週間)ほど、PDFデータで保証書が送られてきます!

再度、総務省の申請・届出システムを使います。今度は保証会社に提出したZIPファイルを読み込んで編集します。

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添付書類を追加する欄に、送られてきたPDFファイルを追加しましょう

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今度こそは送信をクリックして申請完了です!

Step4. 開局申請/手数料支払い

申請完了後、しばらくすると手数料を支払ってくださいという旨のメールが届きます。

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再び、総務省の申請・届出システムにログインすると「未納」があると表示されます。「照会・ユーザ情報変更」→「申請履歴照会」→検索で、詳細を確認できます。

納付番号・収納機関番号・確認番号の3つをメモして、ゆうちょ銀行などからペイジー振り込みの手続きを行います。

免許状ゲット!

振り込み手続きからなんと4日後には、郵便局から代金引換で茶封筒が届きました。

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ねんがんの無線局免許状を手に入れたぞ!

送られてきたのは「免許状」と「無線局免許証票シール」。アマ4級の資格勉強のときに何度も出てきた免許状を実際に手に取ると感慨深いものがありますね。

次にやること:【電波利用料制度とは】電波利用料の支払い方法

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