映画ドローン・オブ・ウォーの感想レビュー

2016/03/27

ドローン・オブ・ウォーとは

「ドローン・オブ・ウォー」とは、2015年10月に公開されたドローン操縦士の葛藤を描く映画です。

ブルーレイ・DVDが発売されたので、さっそく視聴してみました。

あらすじ

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主人公は、イーサン・ホーク演じるアメリカ空軍のパイロットであるイーガン少佐。

実機による操縦を数多くの経験を積んだ優秀なパイロットですが、ドローンのパイロットに配属されたことから、イーガンの苦悩の日々がスタートします。

イーガン少佐の苦悩

ドローンパイロットの仕事は、自国であるアメリカ基地内のクーラーの効いたコンテナ内でドローンを操作し、敵国へ爆撃すること。

本来、戦争という環境に置かれ、敵機に乗り込んでいき、生死をかけて戦ってきたイーガン少佐にとって、ドローンパイロットの環境は異様に映りました。

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サラリーマンのように出社して、クーラーの効いた部屋からパソコンゲームのように、標的を爆撃する。

そこには、人の命を奪ったという実感があまりにも希薄であり、仕事が終われば家族のいる家に帰って、一家団欒を楽しむことができる。

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私たち一般人からすると「敵地に赴いて命がけで戦争するよりも、安全な場所から攻撃することの方が、兵士にとってはうれしいんじゃないの?」と思うわけですが、そこが違うようです。

戦争という極限の環境下に置かれることで、人はモラルや感情を超えて、敵の命を奪うことができます。

しかし、平和な日常に身をおいた状態では、敵の命を奪うという行為に、葛藤が生じていきます。

「BASED ON ACTUAL EVENTS」

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物語冒頭で、「BASED ON ACTUAL EVENTS」(この話は事実に基づく)とあるように、現実にドローンパイロットに起きている問題なのです。

事実米国では、無人機の活躍の場は広がっており、ドローンパイロットが不足していると言われています。

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この映画の中でも、ゲームでの腕を買われてスカウトされているパイロットがいました。

ドローンパイロットは、日常と非日常的行為を交互に体験することから、心的外傷後ストレス障害を発症する兵士も多いといいます。

ドローン問題は波及するのか

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ドローン操縦がもたらす現実錯誤による精神障害が、現実に広がっていくのだろうか。

日常的にドローンを操縦する産業用ドローンの操縦士や、ドローンレーサーたちなどに広がるのかといえば、もちろん答えはNO。

やはり戦争という大義名分のもとで人の命を奪うという行為を、日常で行う必要のあるドローンパイロット特有の職業病と言えるだろう。

イーガン少佐の未来は・・

ではイーガン少佐は、葛藤の末、どのような未来に辿り着くのかは、ぜひご自身の目でご確認いただきたい。

物語終盤は、ゾクッとくる展開も・・・。

 

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