ESC(アンプ)へのファームウェア(BLHelli)のインストール・アップデート方法
目次
ESCのファームウェアをチェックしよう
フライトソフトでのアンプの接続がおかしいとき、私はESCのチェックをしたら直りました。
ドローンに4つあるアンプのうち、何故か1つだけファームウェアがインストールされていなかったのが原因でした。
ついでにファームウェアを最新版にアップデートをしたので、その方法をご紹介します。
ESCとは
ESC(Electric Speed Controller)とは、フライトコントローラーとモーターの間に接続するパーツです。フライトコントローラーからの信号を受け取って、モーターの回転数を制御する役割があります。
ESCの中にはファームウェアがインストールされていて、「SimonK」「BLHeli」の2種類が有名です。
たいていはプリインストールされているはずなので、特に設定をしなくても使えるのですが、今回なぜか入っていなかったので(外部的要因で消えてしまったのかも?)、自分でインストールします。
今回使うESCはDYS 16Amp Micro Opto BLHeli Multi-Rotor Electronic Speed Controller (BLHeli Firmware) SN16Aです。
プリインストールされているはずだった「BLHelli」をインストールします。
ESCのPC接続にはUSBLinkerが必要
これは、ESCとパソコンを接続するためのアイテムです。
国内で探したのですが、どこも在庫がなく、海外サイトから取り寄せました。
1000円前後で販売されています。
(参考)HOBBY KINGの商品ページ: DYS ESC USB Linker ESC Programmer
ESCのファームウェアソフトのダウンロード
BL HELISUITEのウェブサイトにアクセスします。
BLHeliSuiteのダウンロードリンクがあるのでクリックします。
外部のMediaFireというサイトに飛ばされるので、そこからzipファイルをダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを解凍すると、「BLHeliSuite.exe」があるので、ダブルクリックします。
ソフトを起動したら、まず最初に使用するUSB Linkerの種類を設定します。
Select interfaceタブから、今回はArduinoUSBLinkerをクリックしましょう。
ESCとパソコンの接続
USBリンカーにESCの制御ケーブルを差し込みます。白側をシグナル、黒側をマイナスに接続します。
ESCに電源を供給した状態で、USBをパソコンに接続します。
今回はESCをパーツに組付けた後なので、パワーボードに電源を繋ぎます。
組付け前の場合には、ESCとセルバッテリーを直接つないで電源を供給してやる必要があります。
ファームウェアの読み込み
接続すると、インストールが自動で始まるので、完了するまで待ちます。
Portのところをクリックして、先ほど接続したポートを選択。Connectをクリック。
Read Setupをクリックすると、接続したESCが読み込まれます。
これで、現在のESCのファームウェアの状況を確認することができます。
ファームウェアのアップデート方法
①Flash BLHeliをクリックします。
②現在インストールされているファームウェアの最新版が表示されるので、間違いがないか確認して選択し
③OKをクリックします。
再度確認画面が出るのでYesを選択します。
これでアップデート完了です。
Disconnectをクリックしてから、USB Linkerとの接続を外します。
ファームウェアのインストール方法
インストールされていないESCを接続してReadSetupをクリックすると、上記のようなダイヤログが出るのでYESをクリックします。
ESCの種類をタブから選択してやると、対応するファームウェアが表示されます。MULTI用を選択してOKをクリックします。
確認画面が表示されるので、YESを選択すると、インストールが完了となります。