LilyCamera(リリーカメラ)の秘めたる可能性についての個人的考察及び妄想
2016/04/22
目次
LilyCameraとは
SPEC | |
サイズ(cm) | 26.1x26.1x8.18 |
重量 | 1.3kg |
最高時速 | 40kg/h |
稼働時間 | 20分 |
最高高度 | 15m |
動画解像度 | FHD/1080p60/720p120 |
アメリカのLily Robotics社が開発・製造を行う新しいコンセプトのドローンが「LilyCamera(リリー・カメラ)」です。
リリーカメラは、空中に放り投げると自動でホバリングを開始して、腕時計タイプのデバイスを持った人を自動追尾で撮影するというまさに「究極の自撮りカメラ」。
これまでの経緯
米カリフォルニア大学バークレー校のロボット工学研究室で開発され、クラウドファンディングで資金調達が行われました。
販売価格は999ドル。2015年5月15日に予約スタートで6月15日までに予約すれば499ドル、その後発売日まで毎月値上げが行われています。
発売日は2016年2月予定でしたが、延期が繰り返され現在は2016年秋ごろとなっています。
ドローンではない?
開発元はリリーカメラはドローンではなく、あくまでカメラの延長線上にあるものという発言をしています。
リリーカメラ本体は、そこそこの大きさがあり、重量もだいたいPhantom3と同じぐらいあるので、国内海外問わずドローン規制の対象になりそうです。
「いやこれはあくまで高性能カメラだから規制対象外だ」というのは難しそうです。
リリーカメラの秘めるポテンシャルは半端ない
操縦不要でダイナミック撮影
リリーカメラは完全自律飛行で、コントローラーさえ無いんです。必要なのは、撮影対象者を特定するためのトラッキングデバイス。これを腕に巻くだけ。
ドローンの空撮って実はいろんな目的があるんです。
- 美しい風景を撮りたい
- 鳥の視点から世界を見たい
- 人では立ち入れない場所の撮影
- スポーツでの記録映像
しかしドローンの操縦と言うのは、かなり高い技術と知識を要求されるもので、目的を達成するためのハードルが高かった。
その点、リリーカメラは高い操縦技術なしで、スポーツなどでの空撮記録のニーズを満たすドローンと言えるでしょう。
レーススポーツでの活躍
もっとも親和性の高い分野がレーススポーツだと思います。例えば、競馬やボートレース。
選手ごとにリリーカメラを持たせることで、自分のベットした選手の迫力映像を見られるというもの。
リリーカメラがもっと小型化して、安全性も向上して、選手の邪魔にならないのであれば、ぜひサッカー観戦で使ってほしいと個人的に思います。
パーソナルデバイスとしての可能性
ここからさらなる私の妄想ですが、より小型化高性能化が進んだ未来のお話。リリーカメラで自分を自動追尾させて、周囲の映像を観測させるというもの。急速接近する人影や自動車があると使用者に知らせてくれる、個人警護デバイス。
そんな近未来を予感させてくれるlilycameraは素敵だと思います。
Lily Cameraにライバル登場?
lilycameraと同様にクラウドファウンディング「kickstarter」に登場したのが、「SKYE」です。2016年4月にサイトに登録され、すでに多くの金額を集めて注目されています。リリーカメラに興味のある方は、こちらも要チェックですね!
外部サイト:SKYEのKickStarterページ