リポチェッカーの使い方を覚えよう
2016/03/27
目次
リポチェッカーとは
ドローンの電源であるリポバッテリーの電圧をチェックするための道具のことです。
シンプルなものであれば500円から売られているので、ぜひ1つ持っておきたい道具です。
なぜリポチェッカーが必要なの?
どうしてリポチェッカーを買う必要があるのかを説明するには、先にリポバッテリーの仕組みをお話しする必要があります。
エネループのような充電式乾電池は、電圧が下がったら充電器に挿して、満タンになったら使うの繰り返しかと思います。
しかしエネループとリポバッテリーを同じようなものだと考えるのは大変危険です。
どちらも繰り返し充電して使用可能なバッテリーではありますが、根本的にバッテリーの種類が違います。
エネループとリポバッテリーの違い
エネループ | リポバッテリー | |
種類 | ニッケル水素 | リチウムポリマーバッテリー |
電圧 | 低い | とても高い |
容量 | ふつう | 大容量 |
重量 | ふつう | 軽い |
過放電 | 少ない | × |
過充電 | 少ない | × |
発火の恐れ | 少ない | 多い |
エネループと比べて、リポバッテリーは高電圧・大容量・軽量とバッテリーとしての機能がかなり高いといえます。
しかしその一方で、過放電・過充電により性能が低下したり、使えなくなってしまう。また最悪の場合、発火の恐れがあります。
だから電圧管理が必要
リポバッテリーを使う場合は、「電圧管理」が重要になります。
電圧管理とは、文字通りバッテリーの電圧を適切なレベルに調整することです。
電圧管理が必要な理由は、先ほど述べたように、リポバッテリーは過放電・過充電に弱いからです。
リポバッテリーは、乾電池とは別物という認識が必要で、保管時には難燃性のセーフティバッグに入れることを覚えてください。
リポチェッカーの使い方
リポバッテリーからは、2種類のコードがでています。
1つは、赤と黒のコードがプラグでまとめられているコード。
これは、赤がプラス、黒がマイナスを表しています。
もう一方の細いコードがまとめられているコード。
こちらは、電圧管理用のコード。これをチェッカーに繋ぐことで電圧管理を行います。
バッテリーチェック
リポチェッカーの基本的な機能です。
リポチェッカーと繋ぐことで、リポバッテリーの1つ1つのセルの電圧を調べることができます。
HiTECのリポチェッカーの場合、同時にリポバッテリーの残量を知ることができます。
リポバッテリー保管時には残量50%以下で管理するようにしましょう。
バランス機能
リポバッテリーの各セルの電圧を均等に等しくする機能です。
これもHiTECのリポチェッカーの場合は、繋ぐだけで自動的にそれぞれのセルの電圧を均等にしてくれます。
セルの電圧がずれたまま放置しておくと、片方に過充電・過放電が発生して結果バッテリー自体がダメになってしまいます。
最後に
リポバッテリーと普通の乾電池の違いと、リポバッテリーの電圧管理の重要性は必ず覚えておく必要があります。
これを理解することは、電圧管理を怠ることなくドローンを楽しむことにつながります。