DJI【MAVIC PRO】各部パーツの機能と役割 詳細解説
2017/03/30
目次
MAVIC PROの各部パーツ
MAVIC PRO 正面
1. 折りたたみ式プロペラ
プロペラには時計回り(C.W.)と反時計回り(C.W.W.)の2種類があります。プロペラ中央に白いラインの有無で違いがわかります。またブレードをよく見るとC.W.W.の記載もあります。
2. アーム
前アームは左右方向に、後ろアームは縦方向に可動し、折りたたみが可能です
3. スキッド(アンテナ)
MAVIC PROのスキッドは前アームにはありますが、後アームにはついていません。ボディ下面に地面との設置面があります。
4. モーター
ブラシレスモーターを使用し、時速65kmでの飛行が可能です
5. カメラ
1/2.3インチのCMOSセンサーを搭載しています。1200万画素の静止画と、30fpsの4K動画が撮影可能です。動画形式はmov,mp4から選択可能です。
6. ジンバル
3軸ジンバルが搭載されており、飛行による振動を軽減しブレのない映像を撮影します。チルト120度の範囲で操作可能です。チルト操作は、送信機のジンバルダイヤルを使用するか、DJI GO4のアプリからも制御できます。
7. 後方スキッド
通常のドローンと異なり、後方のスキッドはアームではなく、ボディ下面にあります
8. フロントLEDインジケーター
前方アームにのみLEDが取り付けられており、飛行中に点滅することで、前後の向きを確認することができます。またジェスチャーモードで操作する際に使用します。
9. 機体ステータスインジケーター
ボディ後ろ下方にもインジケーターが搭載されており、機体のステータスを表示します
10. 前方ビジョンシステム
飛行中に前方の障害物を感知して、検知時にアシストブレーキがかかります。この機能は時速36キロ以下の場合にのみ作動します
11. 下方ビジョンシステム
下方ビジョンシステムは、GPSの届かない屋内などで障害物との距離を測るために使用されます。機体の電源をオンにすることで自動で働きます
MAVIC PRO 上面
13. 電源ボタン
機体の電源スイッチでありながら、バッテリーを取り外すとバッテリーの電源スイッチとして機能します
14. インテリジェント・フライト・バッテリー
フル充電で約27分の飛行が可能であり、バッテリー残量表示・過充電過放電対策などが施されており、扱いの難しいリポバッテリーですが、かなり運用しやすくなっています
15. ラインマーク
前アームにのみゴールドのラインマークが記載されており、遠くからでもドローンの前後が分かるようになっています
16. バッテリーLEDインジケーター
1回だけ押すとバッテリー残量が表示されます。電源のオンオフは「1回押した後にさらに2秒長押し」で操作できます
MAVIC PRO 左側面
17. マイクロUSBポート
付属のUSBケーブルを使用して、MavicProをパソコンと直接つなぐことができます。パソコンと接続すると、撮影した動画・静止画をパソコン上にダウンロードすることができます。
MAVIC PRO 右側面
18. リンクボタン
19. リンクステータスインジケーター
20. 制御モードスイッチ
付属の送信機とMavicPro本体は、初めからリンクされていますが、別の送信機を使用する場合には、リンクボタンを使用します。但し、一度にリンク可能な送信機は1つまでなので、古い送信機のリンクは解除されます。
21. マイクロSDカードスロット
MavicProには動画・静止画を保存するために標準で16GBのMicroSDカードが初めからセットされています。最大64GBのMicroSDカードを使用可能です。MicroSDカードのタイプは、UHS-1タイプが推奨されています。
MAVIC PRO 送信機
送信機 正面
1. アンテナ
機体のコントロールと音声映像の送受信に使用します。最大伝送距離は4km
2. RTHボタン
RTHとは、「Return To Home」の略。登録した地点に自動で帰還する機能です。RTHボタンを長押しすることでRTHが開始して、もう一度押すとキャンセルすることができます
3. 左スティック
4. 右スティック
操作モードは初期設定では、海外で主流となっているモード2となっています
5. LCD画面
機体の情報を表示します
6. 電源ボタン
一度押すと、バッテリー残量を表示。一度押した後さらに2秒長押しで電源オン/オフ。
7. デバイスクランプ
スマホを送信機に固定して、機体からの映像を表示できます。デバイスの対応サイズは、厚さ「6.5mm-8.5mm」幅160mmまでとなっています
8. 一時停止ボタン
一時停止ボタンを押すと機体は移動をストップし、その場でホバリングします。
9. 5Dボタン
ユーザーが自由に5つまで操作を割り振ることができるボタンです。
初期設定では「上:ジンバル前」「下:ジンバル下」「右:ズームアウト」「左:ズームイン」「押:メニュー呼び出し」
10. USBポート
送信機とデバイスを接続します
送信機 背面
11. C1ボタン
12. C2ボタン
ユーザーが任意の操作を割り振ることのできるボタン。
初期設定では「C1:画面中央に焦点を合わせる」「C2:再生」
13. 電源ポート
充電器と接続して、送信機のバッテリーを充電します
14. フライトモードスイッチ
P(ポジショニング)モードとS(スポーツ)モードを切り替えます
- Pモード:ビジョンシステム・アクティブトラック・タップフライが有効となるGPS信号の安定した場面に最適な飛行モード
- Sモード:機動性・速度を向上させた飛行モード。前方ビジョンシステムが無効となる
15. ジンバルダイヤル
カメラのチルト操作をします
16. カメラダイヤル
カメラ設定を操作します
17. 録画ボタン
動画撮影の開始/停止
18. シャッターボタン
静止画の撮影
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