【MavicPro】3つのRTHの設定方法
目次
RTHとは
RTHとはReturn To Homeの略で、ドローンが自動で帰還する機能のことです。
RTHで帰還するポイントをホームポイントと呼びます
ドローンを離陸させる前にGPS信号が受信できている場合には、その場所がホームポイントとして記録されます。(記録されたときに機体ステータスインジケーターが素早く点滅します)
RTHには作動条件の違いによって、3種類のものが用意されています
フェイルセーフRTH
フェイルセーフRTHは、送信機とドローン間の信号が3秒以上途切れると機能し、自動でホームポイントに帰還を始めます。
もしも帰還途中に信号が回復した場合には、RTHはキャンセルされ、通常操作にもどるようになっています
スマートRTH
スマートRTHは、「送信機のRTHボタン」 or 「DJI GO4アプリ内のRTH表示」をタップするとスタートします
低バッテリーRTH
低バッテリーRTHは、ドローンのバッテリー残量が少なくなると機能します。機能する際のバッテリー残量は、ホームポイントからドローンまでの距離によって自動で設定されるようになっています。
RTHを作動させる際の注意点
GPS信号の受信感度
ディスプレイの「5. GPS信号強度」が弱くグレー表示になっている場合、ホームポイントに戻ることができません
前方ビジョンシステムをオン
「6.前方ビジョンシステム」が無効になっている場合、ドローンは帰還中に、障害物を回避することができません。また前方ビジョンシステムは十分な明るさがないと機能しません
障害物回避行動
前方に障害物を検知すると、ドローンは15m手前でストップし上昇します。障害物より5m高く上昇すると、ふたたびホームポイントに向けて帰還行動を再開します
ホームポイントに近いRTH
機体とホームポイントが5m以内の場合でRTHを作動させると、自動的に加工して着陸します
RTHの中止
送信機の「8.一時停止ボタン」を押すと、RTHは中止され、機体はその場でホバリングします
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