Phantom4は納得して買う!Phantom3とのスペック比較でみる進化の価格

2016/04/22

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待望のPHANTOM4が登場

PHANTOMシリーズの最新機「PHANTOM4」が、2016年3月15日より日本でも発売となりました。(公式ページ)

初心者の方、「あの有名なファントムシリーズの最新作?欲しい!」ではいけない。

PHANTOM3から乗り換えの方、「4が出たのか~買い換えようかな?」などとモンハン気分で買ってはいけない。

「PHANTOM4ってこういうところが素敵!買おう!」これが正解なのだ。

PHANTOM3からの進化を見る

価格の比較

medium_p1 medium_p3p-1 medium_p3a-1 medium_P3C_01
定価 PHANTOM4 PHANTOM3プロ PHANTOM3アドバンス PHANTOM3スタンダード
189,000円 175,000円 139,800円 108,000円
USD  $1,399.00 $1,259.00 $999.00 $799.00

PHANTOM3はプロフェッショナル・アドバンス・スタンダードと3グレードありましたが、現在のところPHANTOM4はグレードはなし。

定価を比較すると、PHANTOM4はPHNATOM3プロの約1割高の価格設定となっています。

つまり我々はPHANTOM4を購入するにあたって、PHANTOM3と比較して1割以上の進化した価値を見いだせるのかが、ポイントとなります。

見た目・外観の比較

PHANTOM4 PHANTOM3 PRO
外観 medium_p2 medium_p3p-2
ジンバル medium_p4 medium_p3p-5
対角線サイズ NODATE 350mm
重量 1,380g 1,280g

外観の比較ですが、PHANTOM4では、PHANTOM3にあったグレード別のカラーラインが廃止されたことで、ボディ全体がホワイト一色となり、スッキリとした見た目になっています。

またカメラを固定するジンバルがボディに内蔵されるようになったため、より一体感の強い印象を与えています。

個人の感覚になりますが、PHANTOM3にはメカっぽさがありましたが、PHANTOM4は流線型デザインの洗練された印象を受けます。

基本スペック比較

PHANTOM4 PHANTOM3 PRO
medium_p1 medium_p3p-1
バッテリー容量 5,350 mAh 4,480 mAh
飛行時間 約28分 約23分
最大速度 72.0㎞/h 57.6km/h
最大上昇速度 21.6km/h 14.4km/h
最大下降速度 18km/h 10.8km/h
限界高度 6,000m 6,000m

まずバッテリー容量がアップしたことで飛行時間もかなり延長され約28分の飛行が可能となりました。

リポバッテリーの性質から、まるまる28分の飛行は無理ですが、ようやく20分程度ならば安心してフライトできるようになったと言えます。

空撮性能比較

カメラ性能を以下のように並べましたが、カメラ好きの方以外は読み飛ばしてください。

PHANTOM4 PHANTOM3 PRO
センサー 1/2.3” 有効画素数:12 M Sony EXMOR 1/2.3” 有効画素数:12.4 M
レンジ FOV94° 20 mm ( 35 mm フォーマット同等) f/2.8、∞フォーカス FOV 94° 20 mm (35 mm フォーマット同等) f/2.8、 ∞ フォーカス
ISOレンジ 100 - 3200 ( ビデオ ) 100 - 1600 ( 写真 ) 100 - 3200 ( ビデオ ) 100 - 1600 ( 写真 )
シャッタースピード 8 s - 1/8000 s 8s -1/8000s
最大静止画サイズ 4000 × 3000 4000 x 3000
ビデオ録画モード UHD: 4096×2160 (4K) 24 / 25p UHD:4096x2160p 24/25, 3840x2160p 24/25/30
最大ビデオビットレート 60 Mbps 60 Mbps

要するにカメラの性能は大きな変化なしです。

PHANTOM3PROは4Kカメラを搭載し、素人でもプロ水準に近い映像を撮れると話題となりました。いかにPHANTOM4といえど、さすがに4Kを超える性能というのはオーバースペックですので、現時点ではこのカメラ性能が順当であると思います。

では、空撮性能において何の進化もしていないのか?違います。

どんなに美しい風景が目の前に広がっていても、どんなに良いカメラを搭載していても、土台である機体が空中でブレていては、ボケた映像になってしまいます。

ドローンにおいて、「美しい映像を撮る」には、カメラ性能と飛行性能の掛け算で計算されるからです。

PHANTOM4 PHANTOM3 PRO
ビジョンポジショニング垂直 ±0.1m ±0.5m
ビジョンポジショニング水平 ±0.3m ±1.5m
飛行時間 約28分 約23分

ビジョンポジショニングとは、PHANTOM3から搭載されたより高い機体制御を実現させるシステムのことです。機体に搭載された超音波センサーとカメラの映像から、機体の高度・位置情報を把握し、安定した飛行を可能とします。

PHANTOM4では、2つのカメラを使用することで従来の5倍の精度を実現しています。また、より大容量のバッテリーを搭載することで飛行時間も2割増となっており、美しい映像を撮るための飛行性能が格段に向上していることは特筆すべき点と言えます。

また画像処理性能は向上しており、色収差や魚眼の歪みが改善されています。

PHANTOM4の新機能

PHANTOM4から新たに搭載された機能をみていきましょう。

障害物検知システム

フライト中に前方をスキャンすることで、障害物を発見した場合は、自動で回避行動(ホバリング・迂回)をしてくれる機能です。とうとうドローンも自動車じみてきましたね。これにより昨今見られた建物への衝突のニュースが減ることが期待できます。

TapFly(タップフライ)

これも自動操縦の1つです。スマホ・タブレット端末で表示された地図上で、目的地をタップすると、自動で目的へとドローンが飛行してくれる機能です。障害物検知システムと合わせて使用することで、リアルタイムな空撮映像をより安全に楽しむことができそうです。

ActiveTrack(アクティブトラック)

アクティブトラックも、スマホ・タブレットを使用します。対象の人をタップすると、その被写体を自動追尾で空撮し続けるという機能です。これは、クラウドファンディングで話題となったリリーカメラと近い機能ですね。

参考記事:LilyCamera(リリーカメラ)の秘めたる可能性についての個人的考察及び妄想

まとめ

PHANTOM4は「安全性能は、空撮の新しい選び方」とキャッチフレーズを付けるだけあり、先進技術によるPHANTOM3からさらなる安全性能を獲得しています。

これは、昨今多発したドローン事故からしっかりと問題点を省みて、改善を行った結果と言えます。

おそらくPHANTOM4に追加された最新の機能は、今後のドローン業界でのスタンダードとなるのではないかと思います。

では、結局PHANTOM4は買う価値があるのだろうかという点については、ここまで読んでいただいた方には、もうお分かりだと思うが、2016年からもPHANTOMで間違いないと言えるだろう

-PHANTOM, ドローン機体別
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