【Syma/X5SW購入レビュー】ドローン設定方法から説明書翻訳まで解説
2016/05/20
目次
Syma社のX5SWを購入しました
性能的に「クワトロックス ウルトラ」と悩みましたが、私は、FPVが可能な「X5SW」にしました。
今回は、Syma X5SWと「専用ハードケース」と「急速充電器+バッテリー4つセット」を合わせて購入。
届いた商品を見ると、思ったより結構大きいと感じました。
付属品の確認
まずは、付属品がすべて揃っているかを確認。
本体、送信機(プロポ)、USBケーブル、説明書、ローターガード、スマホクランプ、+ドライバ、ランディングギア(足)、WIFIカメラ、予備ローター
バッテリーは袋に1つと、もう1つ本体にあらかじめセットしてあったので計2つ付属していました。
当然ながら、説明書はすべて英語表記。
リポバッテリーの充電
充電は時間がかかるので、さきに始めておきます。
USBケーブルの接続部をバッテリーとつないで充電します。
ノートPCのUSBスロットにつないで充電していますが、コンセントで充電できるアダプターを購入したほうが便利な気がします。
充電中は赤く点灯し、充電完了すると消灯します。
本体の組立
- 4つの脚を差し込んでネジで固定
- 4つのローターガードを差し込んでネジで固定
- プロポにスマホクランプを差し込む
- WIFIカメラを機体裏面にセットして、本体とコネクタで繋ぐ
スマホとカメラのwifi設定(i-Phoneの場合)
- アップルストアで「SYMA FPV」で検索し、「SYMA FPV」をインストール(似たアプリでDRONE FPVがあるが間違えないように)
- ドローン本体の電源をONにする
- iPhoneの設定アイコンをタップ→Wi-Fiをタップ→wifiの一覧に「FPV WIFI - ○○○○」があるのでタップして接続する
- 先ほどインストールしたSYMA FPVアプリを開いてSTARTをタップ
- WIFIカメラの映像が見られるようになっていれば、完了です。
送信機に電池を入れる
本体のバッテリーは付属のリポバッテリーを使用しますが、コントローラー用に、単3電池が4本必要です。
電池はコントローラー背面のネジを外してから、ツメの部分を押して外します。

①ネジを外してから

②ツメを押して外す
指で外すのは少し難しいので、マイナスドライバーなどを使うと外しやすいです。
電源の入れ方
①スロットル(左スティック)を下に入れてから、コントローラーの電源をオンにします。
②ドローン本体の電源をオンにします。このとき、水平な位置に置いた状態で、電源をいれましょう。
③スロットル(左スティック)を上に一回動かすと、ピピッと音がします。これで、本体とコントローラーが接続されました。
操縦方法について詳しくは、以下の記事を参考にしてみてください。
参考記事:初心者でも分かるドローンの操作方法とメンテナンスの基本
予備のプロペラとの交換方法
4本のプロペラの予備があると思います。一見同じように見えますが、実は2種類のプロペラが2枚ずつ付属しています。
見分け方ですが、普通はプロペラに時計回り(CW)と反時計回り(CCW)の表記があったりしますが、ちょっと見当たらなかったので、WARNINGの文字プリントで見分けてください。
ヒビが入ったり、割れてしまったプロペラを付属のドライバーで外します。
こんな感じです。
取り外したプロペラと同じプロペラを取り付けます。
ここを間違えると飛びませんので、注意してください。
外したときと同じように組付ければ完成です。
飛ばす前に、一度プロペラを軽く回してみて、正しい方向に回るか確認しましょう。
X5SW説明書翻訳
どうやらX5SWには、宙返りスイッチとヘッドレスモードが搭載されているようです。ざっくり日本語に翻訳してみます。
宙返りスイッチ(3D Eversion)
- この機能は十分に充電ができている状態で行ってください。
- 地上から3メートル以上の高さまで機体を上昇する。
- プロポ側面右上の宙返りボタンを押す。
- 右の方向キーを好きな方向に入れる。
ヘッドレスモード
- 方角を決めてプロポの電源をオンにする。
- 本体の電源をオンにする。
- 左の方向キーを上→下の順に入れる。(ピッピッと鳴る)
- プロポ側面左上のヘッドレスボタンを長押しする。(ピッ×8回鳴る)
感想
急速充電器セットについて
急速充電器セットは、やっぱり買ってよかったですね。
アマゾンのレビューを見ていると、中国製だから4つ買ったうちの2つしか使えなかったとかありましたが、運よく?4つとも使用できました。
リポバッテリーは、正しい使い方を心がけないとすぐに充電できなくなるものなので、過充電を防ぐためにも私は、パソコンを使用しているときに目に入るところで充電しています。
4つ同時に充電完了するわけでもないので、充電完了してライトが消えたものから順にセーフティバッグに入れています。
追記)付属の純正バッテリーは600mAhですが、720mAhのバッテリーも発売されているようです。通常の飛行時間5分程度に対して8分程飛行できるようなので、これから買うならこっちの大容量の方がおすすめです。
専用ハードケースの使用感
とりあえずひと通りのパーツはすべて納まります。本体、コントローラー、予備プロペラなどなど。
ただ1点。ドローンのスキッド(脚)を装着したままだと、高さがありすぎてフタが閉まりません。
これを解決するには、3通り。
- 毎回、脚の取り外しをする
- 脚を使用しない
- ハードケース改造
私は、現状①で使っています。頻繁に利用するならば、大変かもしれませんが、近くに飛ばせるところがないため、私はそんなに飛ばしに行けませんので、飛ばす準備の1つと考えています。
面倒だと言う人は②でも良いと思います。別に脚なんて飾りです。偉い人には分からないかもしれませんが・・・(笑
③ハードケースの改造は実はそんなに難しくありません。スポンジ部分をカッターで取ってしまうとギリギリ入ります。
いずれにせよ、現状ではX5SWの専用ケースは選択肢がありませんが、ドローン運用にとても便利なことには違いないです。
実際に飛ばしてみた感想
特に調整も不要で、問題なく飛行できました。FPVはどうかというと、画像はきれいに映ります。けれどもワンテンポほど、ラグが発生するため、映像を見ながらリアルタイムで飛行させるのは難しいと感じました。
しかし、飛行させながら空中の映像を手元で確認できるというのはやはり素晴らしい。これまで見たことのない視点から撮影を楽しめるのは爽快です。スマホアプリの使い勝手も、写真撮影・空撮録画がスイッチを1つでできるので分かりやすいです。
Syma X5SWは、ホバリングは安定している上、スマホ連動FPV搭載、ヘッドレスモード、宙返りスイッチと多機能かつ1万円以下で購入できるので、初心者の最初の1台に最適だと思います。