警備・監視サービスでのドローン活用

2016/01/26

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警備・監視でのドローン活用

警備にロボットやドローンが用いられる場面というのは、SF映画やアニメーションでよく見られる場面でもあるので、真新しさはないものの、それが現実となろうとしていることは驚くべきことではないでしょうか。すでにいくつかの警備会社では、ドローンによる警備・監視システムが導入されています。今回は、ドローンによる警備・監視システムの現状をご紹介します。

悪玉ドローン対策

悪玉ドローンという言葉は、2015年に多発した一般人によるドローンによる迷惑事件・事故、例えば公共交通の妨害や重要文化財の破損、人の集まるイベントへのドローン墜落などにより生まれた新語なのでしょうか。しかし、悪玉ドローンと言う言葉が世間に浸透することは、私はよいことだと思います。

「悪玉」いうことは、対して「善玉」も存在するというのが自然な流れです。もし悪玉ドローンという言葉が無ければ、ドローンという言葉自体が「悪」のイメージを持ってしまい、これからのドローンの社会利用促進の足枷になりかねないかと思います。

だから悪玉ドローンは、ドローンの中にも悪いドローンがいる。すべてのドローンが悪なのではないという想いが込められているのではないかと思いました。

企業別動向

アルソック(綜合警備保障)

メガソーラー発電設備向け


アルソックは、2014年10月からメガソーラー発電設備向けにドローンを利用しています。このサービスには、主に施設の空撮とパネル点検があります。従来の施設空撮は航空測量会社に空撮を依頼していましたが、ドローンを活用することで安価に空撮が可能となりました。

パネル点検はサーモカメラを利用してパネルを一枚ずつチェックしてパネルの不具合や汚れの付着により発熱するホットスポットを特定するのに非常に多くの工数がかかっていましたが、ドローンによる空撮画像による解析で、かなりの工数削減が見込まれます。

ALSOKゾーンセキュリティマネジメント®

防犯対策・セキュリティのアルソックの、「ALSOKゾーンセキュリティマネジメント®」は、ドローン対策の警備サービスです。上空を飛行する悪意あるドローン、悪玉ドローンを発見したら、リスク判定を行い被害拡大防止を行うというもの。

ドローンは低空飛行のためレーダーで捉えるのは難しいため、ドローンの発見のためには、ドローンの飛翔音によりドローン侵入を感知するようです。

セコム

セコムドローン

2015年12月、防犯警備事業を営むセコムは「セコムドローン」のサービス提供をスタートしました。驚くべきは、12月10日に改正航空法が施工されましたが、その次の日である12月11日に契約第一号の国の承認取得の上で、サービスをスタートしたということです。

このサービスは、自律型の小型飛行ドローンにLEDライトと監視カメラを搭載することで、異常を感知した場合、車や人物に対して接近し、上空から車種やナンバー・人物を撮影し、セコムセンターに送信します。これにより従来の固定タイプの監視カメラを遥かに上回る防犯サービスが期待されます。

まとめ

2015年はドローン元年と呼ばれ、ドローン技術の発達が著しく社会システムが大きく変わっていくと言われていましたが、各地で個人のドローンによる墜落事故が多かったぐらいの変化しか感じられなかったかと思います。

ですが、産業用ドローンの世界では、法規制さえ乗り越えられれば、すぐにでもサービスがスタートできる状況、ドローン技術革新に法規制が全く追いつけていないことが警備会社の現状から感じました。

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