陸上自衛隊の無人飛行機UAV

FFOS by wiki

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陸上自衛隊の無人飛行機UAV

YAMAHA「R-MAX」

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R-MAX spec
全幅 720mm
全高 1,080mm
実用距離 150m
ペイロード 16kg
排気量 246cc
最高出力 15.4kw

2006年までイラクに派遣された陸上自衛隊は、ヤマハ発動機が開発したR-MAXをベースに改良を加えた無人操縦ヘリを、警備を目的として投入しました。R-MAXは、農業での農薬散布を目的としてヤマハから市販されている無人操縦ヘリコプターです。

自衛隊はR-MAXを、サマワ宿営地用として4期購入しましたが、うち1機は操縦ミスによりサマワ宿営地周辺で墜落しています。

開発経緯

時は1980年にまで遡り、当時、国の機関である農林水産航空協会が農薬散布の効率的な方法を模索するという目的で、ヤマハ発動機に委託研究を行い、開発されたのがRCASSという遠隔操作による農薬散布が可能な無人ヘリコプターでした。

いわば国策からスタートした無人ヘリの研究は、RCASS⇒R-50を経て1997年「R-MAX」の完成にこぎつけました。2001年には自律飛行が可能な改良型R-MAXが完成し、2013年には最新機FAZERへと受け継がれています。

富士重工「RPH-2」

FFOS by wiki

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RPH-2 spec
全長 5.6m
全高 1.8m
自重 230kg
ペイロード 60kg
排気量 679cc
出力 83.5hp

1988年から防衛省の特別機関である技術研究本部(TRDI:Technical Research and Development Institute)が研究開発を行ったのち、富士重工が主契約企業として開発した無人ヘリコプターが「遠隔操縦観測システム(FFOS:Flying Forward Observation System)」です。

富士重工の市販されている産業用ヘリコプター「RPH-2」をベースとして改良を加えた機体がFFOSで、気象庁の火山観測や海上保安庁での不審船警戒などにも活用されています

開発経緯

FFOSの開発は多くのトラブルがあり、15年もの年月を要しました。1996年の試作製造分担決定に際し、富士重工と防衛庁との間で金銭のやり取りがあったことが発覚し、研究開発の停止と予算の見送りがありました。またテスト飛行時に墜落事故も発生していますが、2004年に初の量産機が初フライトを行い、同年3月に初配備が実施されました。

装備・システム

レシプロエンジンのタービン化により飛行性能の向上が施され、赤外線カメラ、可視カメラ、レーザーレンジファインダーによる前進観測が可能となっています。またFFOSシステムは、飛行管制、地上装置、無人ヘリ、追随装置、統制装置、作業車、離着陸装置、整備支援装置などにより構成されています。

-ドローンの歴史
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